底辺から少しずつ

精神的に倒れても、やりたいことのために生きていくことの記録

洗礼を受けてキリスト者になりました!

主のご復活、おめでとうございます。

昨日の徹夜祭は厳かに行われ、そして今日の復活祭は祝福(もしかしたらクリスマス以上に)に満ちていました。

今回は復活徹夜祭について書きます!


復活徹夜祭(聖土曜日のミサ)は19:00からでした。
この日は朝のミサはありませんが、聖金曜日のミサには行けなかったので、せめてお祈りだけでもしようと思いこっそりと朝教会に行きました。
まぁ、香部屋で準備していた神父様にあっさり見つかったんですけどね。

霊的な準備はしてきましたか?と聞かれ、できる限りでロザリオの祈りを捧げました、と答えました。
できる限りとはいえ、お祈りを捧げることが霊的に必要なんだとすごく実感しました。

洗礼志願者はミサの1時間前に集まって、洗礼式の流れの練習をします。
でも私は緊張して落ち着かなくて、ドレスに着替えて1時間半前に教会に着いてました。ものすっごくそわそわしてましたね・・・。
先輩信者さんにも煽られてるんだか励まされてるんだか分からない絡み(?)をされました(笑)。

そんな中、神父様が共同祈願を志願者に1人ずつ読んでほしいからと、私だけ先に流れの説明を受けました。
説教台で読みます。初めての経験です。緊張で祭壇の段差を踏み外して転びそうになりました。
神父様に、流れを止めない、とか本番でこんなことしないように、と言われ、さらに緊張が高まります。

こんなんで復活徹夜祭の素晴らしさ、ありがたさを味わえるのか・・・と不安になってました。

でも次第に信者の方が集まり、私以外の志願者も揃ってきて、私は1人じゃないんだ!と思えるようになりました。
1人じゃないって、心強いですよね。まさに主の恵みだと思います。

洗礼式の流れを志願者と代父母全員で確認、練習したあと、洗礼に向けてお祈りを捧げ、ミサが始まるのを待ちます。
受洗者は最前列の座席に座るのですが、最前列とか初めてで、祭壇や磔刑像が近くで見られて嬉しい反面、それだけで緊張してました(笑)。

そのあいだ、信者さん達からおめでとうと声をかけていただいたり、贈り物をいただいたりしました。
本当にありがたいことです。ちなみに他の志願者は、2月に申込書を書いていたご家族でした。
家族全員で洗礼を受けるのって、タイミング合わせるの難しいときがあるみたいで、一緒に受けるお恵みをもらいました。

復活徹夜祭の時間になって、最初は光の祭儀です。教会の玄関前にろうそくを持って集まり、復活の象徴である火を分けていただきます。
そのあと聖堂に戻るのですが、火が消えやしないかと気が気じゃなかったです。消えなくてよかった・・・。

朗読は、神様が天地を創造されたときから、主の復活はご計画の中にあったのだということを知る、というか再認識する感じでした。
ご計画の果てのなさがすごい!

火は復活の象徴なのだと神父様の説教でさらに意識し、いよいよ洗礼式が始まりました。

志願者と代父母全員祭壇の前に出て、信仰宣言をし、聖水をかけていただきます。
このとき、目を閉じた瞬間、目の前が真っ白に光ってなにか熱いものを感じました。聖水は熱くなかったですよ。
聖霊の働きだったのでしょうか。不思議な体験をしました。

その後、聖香油を十字の形で塗油し、白い衣(ベール)を被せていただきます。
このベールがズレまくるもんだから代母さんに何回か直してもらいました^^;
いつもベールをつけている信者さんは、そんな様子ないのに・・・謎です。

そして復活のろうそくから火を灯したろうそく(光の祭儀とは違うろうそく)をいただきます。
そのろうそくは持ち帰るものなので、家に飾ってあります。

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とても素敵なろうそくです。受け取ったとき、私はまさに今、新しく生まれて神の子になったんだと実感がこみ上げてきました。

最後は洗礼名の授与でした。
私の洗礼名は、「聖ブリジッタ」です。
聖パトリックと同じアイルランドの守護聖女で、貧しい人々に勉強などを教えるために修道会をつくったという女性です。
詳しいことはぜひ調べてみてください^^

こうして洗礼式は終わりました。主の豊かな恵みをいただけたことに改めて感謝の思いでいっぱいです。

しかし!
まだ終わりではありません。復活徹夜祭はまだ続きます。

というか私の緊張の最大の理由である共同祈願の朗読がこの後にあるのです。気が抜けてぼーっとしてなくて良かった。
祈願文は噛まずにはっきりと読めたし、段差を踏み外すことなく座席に戻れました!
よくやった!私!! きっと聖霊が助けてくださったんでしょうね。本当によかった。

始めていただいたご聖体の感想は、「なんて力が湧いてくるせんべいなんだ!」です。

アレルヤと何度も唱えるのも、きっと復活祭ならでは。そんな思いで、復活徹夜祭が終わりました。


今振り返ると、全体的に緊張して洗礼式以外の記憶があまり残ってないのが残念です。時がたてば思い出せるのかもしれませんが。
ただ、ミサの雰囲気は本当に荘厳というか凄みがあって圧倒されました。
長い長い年月をかけて、神様が救いのご計画を成し遂げ、そのお恵みが今を生きる私に与えられたのです。
主に導いていただいた信仰の道を歩み、マリア様やヨセフ様、そして聖ブリジッタにも感謝の思いをもち、祈りとともに生きていきたいと思いました。

下の写真は、いただいた贈り物の一部です。
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青のロザリオやブレスレットは以前いただいたものですが、せっかくなので載せます!
このほかにも、祈りの本やご像、ご絵のカードなどいただきました。
欲しいと思っていたものがほとんど揃いました。ありがたき幸せです。


このあと、信者さんに誘われて代母さんと一緒にお祝いのワインを一杯・・・のはずがご飯も一緒にいただきました。
そしたら話が弾みに弾んだので終電に間に合わなくなり、近くに住んでいる代母さんの家に泊まらせていただきました。
誘ってくださった信者さんはタクシーで颯爽と帰っていきました。素敵・・・。

ミサが終わった後、神父様にかけてもらった言葉は一生忘れないと思います。
「あなたの心にある信仰の火を、消えないようにしてください。」
信仰の火を絶やさずに生き続ける決心を改めてした1日でした。